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【インフルエンザ対策】 流行期突入!予防から治療、症状まで

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今の時季から2月末あたりまで、非常に気になる疾患が 「インフルエンザ」 と 「ノロウィルス」 です。【生活便利帳】では年末までにかけてそれぞれの予防法や、り患した際の症状、治療法などについてお知らせします。

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こちらは東京都発表資料より。例年と比較して患者数の増加が早い

全身症状と38℃~の発熱があれば、医療機関で即・検査を

11月25日、厚生労働省はインフルエンザが全国的な流行期に入ったとの発表を行いました。流行期とは、全国約5,000カ所の医療機関から報告された ≪1医療機関当たりの患者数が1週間で1人を上回る≫ ことを目安にしたもの。今後も本格的な流行が予想されるため、事前に知っておきたい情報をまとめました。

 

【どんな症状が見られるの?普通の風邪との違いは】

●38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れる。
普通の風邪の多くがのどや頭の痛み、くしゃみや鼻水といったもので、すぐに見分けるカギになるのが強い全身症状の有無です。

【どうして流行するの?感染経路は】

●インフルエンザの感染経路の主なものは、くしゃみや咳による飛沫感染。
飛沫を浴びないことで感染を予防することができます。

【予防法、意外にもアルコール消毒が効く】

●ワクチン接種は流行前に済ませることが重要。ただ、接種しておくとり患した際に重症化しないという報告例あり。
●手洗い、うがい、アルコール消毒が有効。
●適度な加湿状態を保つ。
bf9ceb5e153f7f710529d69795b3d673_s飛沫を浴びないためには、咳エチケットが大切です。咳をしている本人が必ずマスクを着用し、人込みのある場所ではマスクをすることも予防になります。マスクがない場合、咳をする際にティッシュや腕の内側で咳を受け止め、絶対に人の方に向けないことなど、個人の意識も大切です。
インフルエンザ ウィルスはアルコール消毒が効果を発揮するので、アルコール製剤による手指衛生も効果があります。もちろん、手洗い・うがいは付着したウィルスを洗い流すことになり有効です。
気道粘膜の防御機能を働かせるために室内の乾燥には気をつけ、適度な湿度をキープすることも有効です。
※加湿器はカビが発生しやすく、手入れがされていないと逆効果になるので要注意。

【それでもり患してしまったらどうする?】

●抗インフルエンザ ウィルス薬は 「発症して2日以内に服用」 しないと効果がない。
●睡眠と水分をたっぷり摂ること。
治療薬にはタミフル、リレンザ、イナビルなどがありますが、いずれも症状が出てから48時間以内、すなわち2日以内に服用することでウィルスの増殖を抑え、発熱期間を1~2日程度短くすることができます。
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☆吸入型治療薬 イナビル
流行期には冒頭に挙げた症状のいずれかを検知したら、即医療機関での検査や処置をすることをお薦めします。
あとは安静にして休養をとることが大切です。

【外出を控えるべき期間はどのくらい?】

●発症後5日を経過し、解熱後2日間を目安に。
一般に発症前日から発症後3~7日間は鼻や喉からウィルスを排出しているとされます。排出されるウィルス量は解熱に伴って減少しますが、咳やくしゃみが出る間はマスク着用をすることが大切です。
 子どもはインフルエンザ脳症や、高齢者では肺炎の危険性もインフルエンザは引き起こします。予防に努めつつ発症してしまったら迅速に医療機関を受診し、安静にして治療しましょう。
■出典
東京都福祉保健局 報道発表資料

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