カスタマイズやDIYなどを凝らして、魅力的な暮らし方を実践している方のノウハウをご紹介します。

Do it yourself !欲しいものはつくっちゃおう!自分でつくると住まいはこんなにも愛おしくなる 【3】:佐藤 綾子(仮名)

「カスタマイズ賃貸」 を素敵に楽しむ佐藤 綾子さん (仮名) 。これまでの 1 、 2 回では、佐藤さん (仮名) の生活へのこだわりや独自の法則についてお話しいただきました。 3 回目となる今回は、ご自身が実際に手づくりした家具をご紹介します。

こだわりのダイニングテーブル。限られたスペースを最大限に活用できるうえ、フォトジェニックなキュートさを実現

中原工房のスタッフのアドバイスを受けながら設計したダイニングテーブル。食器も収納でき、機能性もバッチリ!
中原工房のスタッフのアドバイスを受けながら設計したダイニングテーブル。食器も収納でき、機能性もバッチリ!

「カスタマイズ賃貸」 の部屋に暮らすにあたって、壁紙や床を自由に決めるだけでなく、さまざまなものを DIY しました。

まず、入居の時に作ったのが、 1 階のキッチンに置くダイニングテーブルです。私は料理も好きで、毎日自炊をするので、とにかく使い勝手の良いキッチンは欠かせません。なので、キッチンにおいて調理台やカウンターのようにも使え、食器なども収納できる、使いやすいテーブルをつくりました。

このダイニングテーブルは、漠然としたイメージや思いを工房の方に伝えて、 「じゃあこういう形がいいのでは?」 と工房の方からアドバイスをいただき、一緒に設計図をつくり、 DIY したもの。雑貨屋で自分が探して買ってきたタイルがあったので、天板にそのタイルを埋め込んでデザインのアクセントにしています。色の塗り方も、下地の色を塗って、その上に白い色を塗ってから少し削り、風合いを出しました。この色の塗り方は工房の方にアドバイスいただき、より満足度の高いものになりました。

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色塗りや天板部分の仕上げも、細部にまでこだわったプロはだしの仕上がり。

自分の身長に合わせてアイアンで作ったスツール。サイドテーブルとしても活躍中!

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サイドテーブルとしても使えるスツール。もとは廃材だった素材を素晴らしいインテリアに変身させた

他にも、アイアンを使ったスツールも自作しました。このスツールは自分の身長やダイニングテーブルの高さに合わせてアイアンを切って曲げて、スツールにしています。これも、アドバイスをいただきながらなので、 1 日で作り上げました。今は一階に置いていますが、普段は 2 階のソファーの横に置いて、サイドテーブル代わりに使ったりもしています。高さがあるので、いろいろな使い方ができて便利ですよ。

デッドスペースがとても印象的な収納に大変身! プロのアドバイスで見た目も機能性もアップ!

また、もともとあったデッドスペースに扉をつけて収納スペースにしました。階段の下で斜めになっているので、寸法を測って扉の木材を切るところから、自分でやっています。この制作に関しても工房の方にアドバイスをいただき、いろいろ助けてもらいました。例えば、扉を開ける際に扉の横部分がひっかかってしまって開けづらいので斜めに切り込みを入れたり、扉を開けた時にアクセントになるようにふちにピンクの色を塗ったり、何度もやり直しに協力してもらえ、とても助かりましたね。

部屋の欠点でもあったデッドスペースが、手作りの扉をつけたことで見た目も美しい収納スペースに変身! これは真似したい!プロも驚いた、暮らしの達人ならではのアイディア
部屋の欠点でもあったデッドスペースが、手作りの扉をつけたことで見た目も美しい収納スペースに変身! これは真似したい!プロも驚いた、暮らしの達人ならではのアイディア

そうそう、扉に貼ってあるタイルは、中原工房の方で余っていたタイルを譲ってもらったんですよ。取っ手部分は雑貨屋で見つけて買ってきたクリスタル風、タイルととてもマッチしていて、気に入っています。

こだわりの壁紙と床材。ニュアンスの違う壁紙が、居心地のいい部屋をやさしく包み込む

壁紙と床材は、とてもこだわった部分。壁紙は白ベースなんですが、縦方向にラインが入っていることで、天井が高く見えるもの。床材は、木材に白いペンキを塗り、それが少し削れたようなシャビー加工がしてあります。なんとも言えない風合いがありますよね。

天井が高く見える壁紙をセレクト。奥行きも感じさせる効果が
天井が高く見える壁紙をセレクト。奥行きも感じさせる効果が
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シャビーな風合いの床材でヴィンテージなニュアンスを演出

バス & トイレの壁紙は、ブルー系・ピンク系のタイル風、二種類を使って微妙な変化をつけてみました。このパステル調の壁紙にぴったりなインテリアは、 「かべつく」 という中原工房オリジナルのワークショップ用制作キットでつくったもの。

二種類のパステルトーンが異なる壁紙づかいでぐっと印象的に
二種類のパステルトーンが異なる壁紙づかいでぐっと印象的に

あまった木材がスマートフォン置きに。ちょっとした工夫で日々の生活も便利に

中原工房オリジナルのスマホ台は、遊びに来たお客さんたちにいつもうらやましがられる逸品。余った廃材で簡単にチャチャッとつくってくださったのですが、ぬくもりある木の仕様で、とても手をかけているように見られるようです。

木材の切れ端を利用したスマホ台が意外な人気者。
木材の切れ端を利用したスマホ台が意外な人気者。

日々を丁寧に、暮らしを大切にしている佐藤 綾子さん (仮名) の DIY 賃貸ライフ。お話をうかがうほどに、日々の癒しと活力を生み出すお部屋の大切さを痛感しました。何も大きなことをせずとも、できる工夫がたくさんあることを教えてくれた佐藤さん (仮名) 。DIY 賃貸、あなたもいかがでしょうか。

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