メリークリスマス！
今年はクリスマスが三連休に当たり、パーティーやお食事会などの計画が立てやすいかもしれません。今回編集部が23日というひと足早くクリスマス気分を味わってきたのは、中原エリアでも毎年クリスマスイベントが開催されている 「モトスミ・ブレーメン通り商店街」 。このイベントを楽しみに例年多くの人がお出かけになると聞いて、編集部もおじゃましてみることに。
キュートななかに洗練を感じる、モトスミ・ブレーメン通り商店街の個性
元住吉駅から商店街へ続くコリドーには、おなじみの 「ブレーメンの音楽隊像」 がクリスマスバージョンでお出迎え。到着した19時半頃はある程度の人出ではあるものの、活気のある商店街なのでもともといつも賑わっています。
編集部が訪れたのは夜ですが（理由はカンタン、名物のグリューワインが配られるから！）、昼の部では高校生によるクリスマス街角コンサートが行われ、このところ暖かい日が続いているので屋外鑑賞も充分に楽しめたはず。
夜の部のスペシャルは 「ブレーメン・ブラスアンサンブル」 による演奏と、ドイツではとてもポピュラーなグリューワインがふるまわれること。グリューワインとは赤ワインとクローブやシナモン、ナツメグなどのスパイスでつくる温かいカクテルの一種で、ドイツやフランスのクリスマスには欠かせない飲み物として知られています。
なんといってもここ、モトスミ・ブレーメン通り商店街は1991年にドイツのブレーメン市ロイドパサージュとの間で友好提携を交わしている仲。そうこうするうちに風に乗ってほのかにワインの香りが漂ってくるではないですか。
鼻孔をくすぐる、甘く濃く立ち込めるグリューワインの香りにテンションMAX！
見つけた！見つけましたよ！！
画像だけですと甘酒をふるまっているように見えてしまいますが、あの香りをお届けできないのがなんとも残念。もちろん並ぶ編集H子。
気づけば当初よりもどんどん人が通りに集まり始め、グリューワインの列はいつしか結構な行列に。皆さんやはりご存知なだけに続々と込み合い始めました。そしてこの日、もう一つのお待ちかねがコミュニティセンターで開かれる演奏会です。このコミュニティセンターは、ドイツの木組みの家をイメージしてつくられていて、ほのぼのとした感じがいかにも商店街のコミュニティの名にふさわしい感じ。
20時、オリジナルコンサートがスタート。これが実に趣向に満ちていた！
撮影許可をいただき、最前列で鑑賞します。センターにはどんどん人がやってきて、グリューワインを求める人たちと相まってココのにぎわい率がピークを迎えています！
最初のチームによる演奏が終了すると、今度はすべてサキソフォンによる演奏がスタート。定番クリスマスソングや冬らしい童謡など、みんなに馴染みの深い楽曲をジャズ風にアレンジしての演奏です。息がぴったりで観客もみんな楽しそうに聞いているのがとても印象的でした。
そして最後は、金管と木管によるアンサンブル 「ブレーメン・ブラスアンサンブル」 の登場です。それぞれのチームでまったく趣きの異なる選曲なので、飽きさせません。
演奏された曲目は、
「もみの木」
「ザ・ファーストノエル」
「世の人、忘れるな」
「花は咲く」
と、たっぷり4曲。うーん、タイトルだけ書いてもわかりにくいのですが、実際に聴くと誰でも一度は耳にした曲ばかりです。
「これが毎年楽しみ」 と言って演奏に合わせて歌う人がいる、商店街ならではのぬくもりを実感
編集H子の隣にいらした年配のご婦人が、「私はこの演奏会が楽しみでね。毎年聴きにくるのよ」 と話しかけてくださいました。いいなぁ、こういうの…。毎年行われるのは、こうやって毎年足を運んでくれる人がいるからだものな…。商店街ならではのあたたかい関係にほのぼのとしたものを感じました。
なんとアンコールには、定番中の定番曲 「きよしこの夜」 が演奏され、お隣のご婦人はいかにも楽しそうに口ずさんでおられました。
センターを出るとグリューワインは既にからっぽ、完売状態！演奏中も人がたくさん来たことがわかります。
帰り際に先ほどの女性から、「あなた遠くから来たの？またお出かけ頂戴ね。私は歩いてすぐなのよ」 と気さくに声をかけてくださって編集H子のハートもぽかぽかに！
これは楽しみにされる方が多いはずだ。
心から実感した元住吉のクリスマスです。
皆さまのクリスマスも、心があたたかくなる素敵なものでありますように。
