昨年末に実施した 「年末年始特集」 で消しゴム版画によるオリジナル年賀状制作体験記事を公開いたしました。元住吉にある 『絵画教室 タブノキ』 の大城 なつき先生指導のもと、初めての消しゴム版画で感じたものづくりの楽しさはひとしお。興味は尽きなく、もっと上達したい!素敵な作品をまた先生にご覧に入れたい!などの野望を抱いていたところ、なんとウレシイお知らせが届いたのです。
十人十色の 「今年の顔」 が編集部に届きました!
そもそもこの企画、不器用このうえない編集部が取材をとおして知った 『絵画教室 タブノキ』 さんに全面的にお知恵を拝借しようという持ち込み企画でした。 「オリジナルの年賀状づくりを読者さんにご提案してみたいのですが、たとえば消しゴム版画とか…。誰でも取り組みやすい作品づくりをご指南いただけませんでしょうか?」 というご相談ごとからスタート。快く大城先生にご承諾いただき、くだんの記事となったのです。
大城先生に 「ぜひ他の生徒さんにも見せたいのでスタンプを寄せ書き風に捺していってください!」 というご提案をいただき、作品と呼んでもいいのか恐縮しつつも私たち編集部はスタンプを残し、おそるおそる教室を後にしたのでした。
すると!!
なんと、そのありさまと言うべきか作品をご覧になった教室の生徒さんたちが 「私たちもつくりたい!」 とおっしゃったとのこと、結果として 『ひと、まち NAKAHARA』 発でオリジナル年賀状づくりを教室の皆さんで楽しんでくださったと言うではありませんか!こんなにうれしいことはないです~~~。編集部、感涙。
では早速、その作品をご紹介します。
生徒さんによるオリジナル年賀状スタンプは、やはりひと味もふた味も違う仕上がり。
手彫りの味わいが絶妙に加わったタイポグラフィや 「線と面」 の効果的な打ち出しがお見事。
表情がユーモラスな今年の顔。面の存在感を活かした2作品もキュートです。
(左)オリジナル図版なら年賀状だけでなく普段使いができます。
(右)構図の絶妙さがインパクトのあるスタンプとなっている作品。
そして、これら作品を寄せ書き風スタンプにしたのがこちら!
このように皆さんの作品を拝見しますと、お一人おひとりの個性が見事に表現されていることに感激。編集部でも不慣れながら 「身近」 で 「手軽」 なことを重視したものづくり体験を少しずつ行っていますが、最近感じるのはものづくりの醍醐味は、もしかしたら過程にこそあるのかも。
それはもちろん、苦労してできた作品の出来栄えは気になるところなのですが、あれこれ考えたりひらめきから思いもしないアレンジをしたり、ちょっとした失敗すら味わいになる発見に出逢ったり、この創作の過程を楽しむことをお伝えしていけたらと思っております。
今回の一連の素敵なご縁のつながり方は、編集部にとっても思いもかけないうれしいサプライズとなりました。
■ 作品ご提供