気持ちの良い天気に恵まれた7月8日(日)、以前告知していました川崎市国際交流センターで、「インターナショナル・フェスティバルin カワサキ」が開催されました!
毎年約1万人もの老若男女、しかも多国籍な方々が訪れていると言われているこのイベント。
その様子を、一部ではありますが編集部Yのすけがお届けしてまいります♪
まず、最初に目にとまるのが屋外で行われている飲食ブース。
中国、台湾、インドネシア・・・と18店舗、バラエティー豊かな料理を食べる機会ってそうないですよね。肉肉しい見栄えのものも多く、圧倒されます。
こちらは、パエリアおじいちゃんのスペイン料理コーナー。圧巻の鍋の大きさです。
奥の鍋にあるアヒージョやソーセージとのセットで食べることも出来ます。
こちらはメキシカン料理。タコスやブリトー、スパイシーな味付けが特徴です。
メニューごとに「これは辛くないよ」と書いてあるから、辛いのが苦手なひとでも一安心。
野外でも奥のスペースでは、日本文化の代表的なものが紹介されていました。
「木月庵」という純和風の茶室があり、そこでお抹茶を飲むことができます。
こちらは手裏剣で遊べる「忍者道場」。なんだか、とても興味をそそられます。
子ども達は大きく振りかぶって、手裏剣を器用に的にあてていました。
《剣》を使った伝統的な武術芸能の継承および伝承のため活動する「魂刀流志伎会」の皆さんで、毎年参加されているそうです。
屋外ステージでは、魂刀流志伎会さんが刀を用いて様式的な斬り合いの動きをする「立ち廻り」を披露!
武士の時代にタイムスリップした心地でした。
中原でも道場があり、日々稽古を行い、海外へ剣術を披露しに行くこともあるそうです。
手裏剣体験やワークショップなど、伝統継承のきっかけづくりは大切なことですね。
その横では、芝生の上で楽しそうに竹とんぼを飛ばす子ども達。
「どこ竹@竹とんぼ教室・横浜」さんによる、竹とんぼ教室が行われていました。
山から取ってきた竹を事前に加工してあるため、子どもたちでも簡単に製作できます。
竹の端をやすりで削り、バーナーで曲げ、色をつければ、自分オリジナルの竹とんぼが完成♪
竹とんぼ、私も飛ばしてみました!はあ~懐かしさがこみあげます。
大人になっても飛び遊具は楽しい。
色紐のついた竹筒に竹とんぼをいれ、首からかけて持ち帰りました。
さて、館内に入っていきましょう。
1階、エントランスからホールに向かう通路沿いでは、「体験」、「物産」、そして「展示」コーナー。
体験コーナーでは、富士山のストラップ作りや、ブラジル生まれのテーブルサッカー「フットメザ」のゲーム体験などがありました。
スタッフの方が丁寧にルールを教えてくれますよ。
右手は物産コーナー。
色んな文化の物産品を見ていると、おや、なにやら日本でも目にするものが。
これは藍染です。
これは、日本の手芸や藍染の技法を、ラオス現地のお母さんたちが学び、作品にされているそうです。
このNPO法人「ラオスのこども」さんでは、ラオスの子どもたちの教育環境の向上を目指し、主にラオスでの絵本の製作に携わっています。
多くの地域では書店や図書館もなく、そのため本に触れる機会がほとんど無いのです。
最初は日本の絵本を送ることから始め、そして、今では現地で81万冊もの本を出版しています。
また別の物産コーナーでは、キルギスの民族文様が刺繍されたスリッパや、かばん。
いずれも現地で取り寄せたものが飾られています。個人的には、アイヌ民族の模様を想起しました。
このスカーフは、シルクに羊毛を縫いつけたかわいらしい一品。丁寧な作業の賜物です。
台湾ブースでは、獅子の操り人形がとことこと歩いていました。台湾では傀儡の人形劇文化があるんですよね。鮮やかな朱色は、台湾の民芸品でよく使われています。
イギリスの物産コーナーでは、皆さん素敵に浴衣を着ていらっしゃいます。
この日は「ゆかた体験コーナー」もあり、誰もが会場を浴衣で歩くことが出来ました。
ホール手前の展示スペース。
各国の色鮮やかな民族衣装、そして写真資料など。
キルギスは中国の左側にあり、写真では遊牧の生活をしている様子が見うけられます。文化や暮らしはモンゴルなどと近いようですね。
2階にあがると、ハワイアンキルト教室を運営されている方のブース。
生徒さんが一人ひとつずつ作ったものをつなげたタペストリーが展示してあります。
実はそれぞれの模様には意味があり、ハワイの植物や魚、宝石などをあらわしたものなのです。
体験講座では、子どもたちがアクセサリーを製作中。
ウッドのビーズと発泡スチロールの玉を交互に入れているのでとても軽く、なんといっても首が楽!
7月15日(日)に開催される「中原っぱまつり」では、お花のキーホルダーを作られたそう。これもまた夏らしく、色合いも華やかですね。
最後に、ホールステージ内へ移動し、
台湾から来日された、プロの民族楽器オーケストラ演奏を鑑賞しました。
現代風にアレンジしたものから、台湾らしい伝統的な音色の曲まで、約45分間の演奏会。
台湾伝統民族楽器の紹介の中では、竹笛、チャルメラ、笙など、日本の和楽器とも通ずる部分を感じました。
7月初旬開催でしたが、外の暑さだけでなく、人々の思いのこもった熱気であふれたイベントでした。
各国がそれぞれに文化を発信し、それを見るだれもが「へぇ~!」と関心するものばかり。
お互いを尊重しあえる関係って、大切だと思います。
7月8日(日)10:00~16:30
「2018インターナショナル・フェスティバル in カワサキ」
【会場・お問い合わせ先】
会場:川崎市国際交流センター
住所:川崎市中原区木月祇園町2-2(東急東横線「元住吉」駅下車 徒歩10分)
TEL:044-435-7000
営業時間:9:00~(月~金曜、および第1・3・5土曜)