私がオススメしました! ( M.Y さん:女性)
この時季は白子や大ぶりのカキに舌つづみを打っています。仕入れによるのでメニューに出ないことも多く、いつもその日の仕入れ情報を確認する癖がついてしまいました (笑) 。
【TIPS!】
魚を知り尽くした大将が、 「その日一番おいしく食べられる」 状態にして皿に盛る
漁師一族に生まれ、自然に魚のすべてを体得していった大将。出身地・女川の漁師から仲買を通さず直接買い受ける魚は、におい、見た目、手触りなどから口にせずとも鮮度を見抜きます。圧巻なのはそれぞれの魚の締め方に至るまで細かく指定をし、もっともおいしい状態で食べられるようにしているのです。
左:日本酒は宮城、東北の銘柄がメイン。日本酒好きをうならせる銘酒 「十四代」 / 右:特大の白子に驚いているとこれで 「普通サイズ」 とのこと。780円
【TIPS!】
おいしい魚と旨いものがあればみんな幸せ。お店がつなぐ、 「ひと」 と 「まち」
武蔵新城に開店して 1 年未満とは思えないほど、親しまれ愛されている 「藩次郎」 。 「人の情けが残っていて、新しいよいものを受け入れる懐の深さがある」 と大将。 SNS の上手な活用も相まってファンがファンを呼び、女川の旨い魚が今夜もこの地でたくさんの人を幸せにしています。
左:子連れ客のために元大工の大将自らつくった小上がり / 右:仕事をとおした経済的な協力で故郷の女川とつながる
【TIPS!】
食材だけでなく店のすみずみ、お客様の注文内容のすみずみにまで心配るコンシェルジュ
徹底しているのは、お酒も魚も 「その日一番おいしいもの」 であること。仕入れた魚は全部使い切ることで、いのちを頂く敬意となります。居酒屋には珍しい子どもで賑わう光景も、昔のように地域で子どもを見守っていきたい、そんな大将の願いから。何度も通ううち、注文票を見て好みを理解した大将から、コンシェルジュのように新しい味覚の冒険を提案されるなんてことも。
編集部コメント
地元の人との会話から 「藩次郎、行った?」 と何度も耳にしていました。愛ゆえの厳しいまなざしで魚を吟味する大将の思いに感動。難しいこと抜きで 「おいしければ、みんな幸せ!」 と今宵も杯を傾け、口福に酔う人たちが集います。
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