玄関に、お部屋に。飾るだけでニュアンスに変化をつける上、クリスマス・シーズンを盛り上げてくれる「クリスマス・リース」を手づくりしてみましょう。
今回のテーマは「工具使いでちょっぴり本格派」。
どうやって使えばよいか分からない「工具」を編集部Yのすけが使ってみて、どんなアレンジができるか検証したいと思います。
今回は「手軽につくれる」ことをテーマにしているので、材料も100円均一ショップを活用するなど簡単に入手できるものを重視しました。
たとえばリースにつける付属品。よく見るのは“雪を模したコットン”ですが、私はよりオリジナリティを演出できるよう、「クッションリーフ」をセレクト。こちら、緩衝材なのですが、とってもフォトジェニックな愛らしさ!今回のように、デコレーション材に使用するのもピッタリの素材なんですよ。
では早速製作に取り掛かります!
まずは、端材の形を決めましょう。Yのすけは星にしてみました。
これはリースの中央に配置するものになります。
次に、端材の裁断をします。ここで登場するのが、「 糸鋸盤(いとのこばん) 」
ミシンのようになぞった線に沿って木を動かすと、木が振動で切れていくわけです。
星形を一枚切り抜くのにおよそ5分ほど、ポイントは木材を型に沿って動かしながら裁断していくこと。
少し慣れが必要ですが、多少線からはみ出ても大丈夫。「紙やすり」で木をけずって微調整ができます。雑なYのすけは紙やすりに大いに助けられました。その間、工房スタッフが星に「ドライバー」で穴を開けていきます。下に厚みのある木を置き、スイッチを押すと穴が開く仕組み。このドライバーが使えるとねじ止めも出来たりするので、一気に職人気分になれます!(笑)
星形の完成。やすりのおかげで、木の肌触りも滑らかです。
今度はその星形に味わいを出したい!そこで、「 電熱ペン 」を使います。
ペン先も種類があり、焼き方も変更できます。
名前の通り、高温に熱くなったペン先を木に接着させるとそこが焦げていきます。この手法を「バーニング」と言い、バーニングすると味わいが生まれ、木の温かみが増していきます。
文字を書くこともできますよ。せっかくだから、焼きついでに「焼印」も裏側にぽちっと押しました。これも熱で焦がすもの。
電熱ペンも焼印機も、なぞったり押すだけの簡単な作業ですが、やけどには注意してくださいね!
次に、はじめの方にも紹介しました、クッションリーフを使っていきます。
紙製なので小さなお子さんも扱いやすく、紙を引っ張り葉の部分を折っていくと立体感が生まれます。
1色2枚でリースを一周、それを複数色で巻きつけ、両面テープで端を止めます。赤、緑、白を使うとクリスマスカラーになりますね。
これだけでも一気に華やかさが出ますが、最後の仕上げをします。
最初に作った星型を、リースの上となる部分から垂れるように紐で結んで固定します。リースの真ん中に来るように、紐の長さは調節してください。手作りのものが入ると、一気に作る人の個性が出てきました!フェルト小物は、すでにツリーやトナカイの形になっているので、配置を決めたら、ホッチキスでクッションリーフと留めあわせてください。
こちらが完成形。
いかがですか?身近な材料でつくるお手軽リースですが、ポップな存在感だからお部屋の印象もパーティー気分にしてくれるはず。
お店で買ってきたクリスマス・リースもいいですが、自分でつくると感動もひとしお。今年はぜひご自宅で作られてみてはいかがでしょうか。
中原工房
住所:川崎市中原区下新城2-1-8 1階
営業時間:9:00~(月~金曜、および第1・3・5土曜)
定休日:第2、第4土曜、日・祝日
URL:http://nakahara-koubou.com/
★利用料金や予約はこちら http://nakahara-koubou.com/price/