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2024年に100歳となる 「川崎市」 。まちの姿を未来へ伝えゆく試みを計画

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2020年と言えば、東京オリンピック・パラリンピックの開催年ですが、2024年は一体なんの年でしょうか?

 

2024年は川崎市政100周年!発展と共に移り変わる市内景観

ジャーン!2024年、川崎市は市制100周年を迎えます。川崎市は1924年に誕生し、今日までに大きく発展を遂げてきました。伴いまちの景観も変容し続けています。ちなみに 「川崎市」 をwikipediaでチェックすると意外と知らなそうな豆知識が多くて驚きます。たとえば、「政令指定都市のなかではもっとも面積が小さいが、人口は非都道府県庁所在地の市の中では最大である」 とか、「市内全域が旧武蔵国で、相模国に属していた地域を含まないのは神奈川県内の市町村で唯一である」 とか。後半などはわかったような、わからないような…。

そんな川崎は、編集部もまち歩きなどで訪ねましたが古代の旧石器時代や縄文時代の遺跡が確認されるなど、非常に太古からひとが暮らしてきた歴史を持っています。慶長16年(1611年)頃の近世は、二カ領用水が完成し、農業生産力が一気に向上。現在の中原区でも古くから農業に従事する方々がいらっしゃいます。明治・大正の時代に入ると一気に都市化が進み、昭和初期には鉄道路線が相次いで開業するなど沿線は住宅地となっていきました。

 

市民からも過去の映像提供を呼びかけ、まちの記憶を残していく試み

かつて川崎市では1952年から2007年まで、市内でのさまざまなニュースを「川崎市政ニュース映画」として制作し、映画館などで上映していました。その数は約720本に上り、市の歴史を伝える貴重なアーカイブとなっているのだとか。

しかしながら、それらの古いフィルムはデジタル機器が進化したことや経年劣化により再生が困難になりつつあります。官民問わず、その保存については深刻な課題となっています。

そこで、今後は市が保有する 「川崎市政ニュース映画」 などをホームページで広く公開していくこととなりました。また、市民へも市内の様子を映した過去の映像の提供を呼びかけ、デジタル化しまちの記憶を市民の共有の財産として公開・活用していくとのこと。詳細が発表されましたらまたお知らせ致します。

市ではこうした取り組みによって、幅広い世代の方が川崎の歴史やまちの過去の姿や人々の生活などを知るとともに、まちの将来のあり方について一緒に考える機会としていきたいとしています。

 

■出典

川崎市Webサイト http://www.city.kawasaki.jp/250/page/0000085711.html

 

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